商品比較と口コミ |
コンタクトレンズの変遷
コンタクトレンズはアメリカで発明されましたが、
今のように小さく安くなったのはメニコンが小型レンズを開発したことが大きな要因です。
おかげでハードコンタクトレンズからソフトコンタクトレンズまでは、老若男女を問わず多くの近視の生活を便利にしてくれました。
開発が先行したため1990年代まで優勢だったのはハードコンタクトレンズでした。
ハードレンズは、1枚あたりの単価は高いものの、
レンズの耐久性が高く長期間の使用が可能なことから素材改良も進んだため、
最長1週間もの連続装用が可能な製品が開発されたことから1990年代は主流をなしました。
そのころのソフトレンズは、
毎日の煮沸消毒が欠かせず、大変に面倒なモノだったのです。
おまけに、
少しのトラブルで自覚症状が感じられるハードレンズに比べ、
ソフトコンタクトは、装着感が良すぎるために眼病が酷くなることが
デメリットとされていました。
使い捨てソフトコンタクトレンズ
しかし、2000年代初頭に開発・発売された使い捨てソフトコンタクトは、
コンタクトレンズの使い方を一変させました。
昔は多くの人を悩ましたコンタクトを落としたとかで騒ぐ必要も無くなり、
深夜に面倒なレンズの手入れをする必要からも開放されたのです。
これは画期的な便利さで爆発的に広まり、販売量が増えたことで、価格がさらに下がり、
またユーザーが増えるといった循環で、瞬く間にコンタクトレンズの主流となりました。
主な使い捨てソフトコンタクト
使い捨てのコンタクトレンズは、2週間用と1日用があり、多くのメーカーがそれぞれから発売しています。
最も大手であるジョンソン・アンド・ジョンソンの商品は、
ワンディ アキュビュー、2ウィーク アキュビューです。
日本で最も多くのユーザーがいる使い捨てソフトコンタクトレンズです。
診察・処方詮費用の落とし穴
日本ではコンタクトは医療用器具とされているため、
販売に際しては眼科医の処方詮の提示を義務付けられています。
処方詮無しに、コンタクトを販売すると違法行為として処罰されるので、
コンタクトレンズだけを売ってくれる販売店は無いのです。
そのため、コンタクト販売店の横には必ず、眼科が併設されており、
眼科での診察、処方詮の後にやっと、コンタクトレンズが購入できます。
この一連の流れは、際購入の時にも義務付けられているのですが、
当然の如く眼科での診察代は別請求です。
つまりは、コンタクトの購入には、コンタクトレンズ代金と眼科診察代の合計が必要となります。
もちろん大切な目に関することなので、眼科での診察は重要なことです。
いかなる種類のコンタクトを利用していても、トラブルが無くとも、
定期的に眼科を受診するのが賢明なコンタクトユーザーであることには間違いありません。
しかし、このシステムを悪用しているような販売手法があります。
それは、非常に安い価格でコンタクトレンズの広告を展開し、
来た客には隣の眼科での検査を強要し、高い検査費用と処方詮料を払わせることです。
検査費用は一応、健康保険の適用を受けるのですが、
これらの眼科の払いが、3000円近くなってしまう診療所があります。
この費用は無視できないインパクトです。
レンズの費用が数百円安い程度の差額は、軽く挽回されてしまいます。
商品としてのレンズ購入には値段比較は比較サイト等で容易になっていますが、
検査費用までも調べて比較する人は稀であるとの盲点を突かれているのです。
コンタクトレンズのカウンターで指示されたとおりに診察を受けさせられて、
診察が完了したあとに「えっ」となるような請求をされても、
既に手遅れで支払いを拒むことは難しいものです。
結局、仕上がりの総支払額は、近所のアイシティやエースコンタクトと変わらないか、
少し割高になっているものです。
コンタクトを通信販売で買う
ところで、インターネット全盛の昨今では、
コンタクトレンズを通販で購入することができます。
多くの販売店は、薬事法のとおりに処方詮の提示を義務付けています。
生真面目に本紙の郵送を義務付けている販売店がある一方で、
Fax、メールでの送付を受諾する販売店もあるようです。
最寄のコンタクトレンズ販売店での購入時に強く処方詮の開示を要求すれば、
見せてくれるはずなので、それをデジカメで撮っておくと2次利用も可能と言えます。
さらに、自己リスクを覚悟の上で、
検査無し、処方詮無しでコンタクトレンズをネット購入することも可能です。ただし、海外からの個人輸入の形式となります。
これらのように処方詮無しでもコンタクトの購入が可能な販売店は、
薬事法の適用範囲外となる海外からの製品発送によって、法規制の網を逃れています。
国内の販売店は面白くないでしょうが、利用者、消費者は適法範囲での個人輸入の扱いなので、
法律上は全く問題ありません。(医学上のリスクは後述)
海外店への発注
コンタクトの海外注文となると英語に苦しんだり、通関の心配がありますが、
海外のコンタクト販売サイトではたどたどしいながらも日本語での製品説明が増え、
日本語だけ問題無く注文手続きが完了できるのです。
もちろん販売店によって価格・送料も異なり、支払方法から相談対応の良し悪しまでイロイロとあるようですが、
それぞれに製品はまともなようです。
もともと日本国内で販売されている使い捨てコンタクトは海外製ながら、
個別方法がシッカリしているので、普通の倉庫でも十分な保管が可能だからだと推測できます。
注意が必要なのは、
- 検査無しなので、眼病等の診察は自己リスク
- 納期が遅い ( 5日~10日 )
- 送料がかなり高い --> 1ケース毎に送料が付加される販売店もある
- 通販ゆえの販売店与信リスク --> 詐欺に合っても泣き寝入りです。
「コンタクトさん」での購入
口コミサイトや比較サイトで検討の結果、購入先を 「コンタクトさん<http://www.contactsan.com>」に決定。
4ケース以上の送料込費用が950円と最安値であったことに加え、
クレジットカードで後払いができることが最大の優位点でした。
手数料も無料なので商品到着の支払いは安心でした。
実際の注文から到着までに要したのは、下記の日数でした。
レンズのスペックが一般的で在庫が豊富だったようで、サイトに説明のとおり10日後に入手することができました。
1日目(火曜日)ネット注文(カード後払を指定) ワンディアキュビュー6箱
1日目(火曜日)自動返信メールで2,3日中の出荷と連絡あり
3日目(木曜日)発送完了のメール報告(4箱毎の別便送付説明あり)
9日目(水曜日)4箱安着(残りの箱は別便との説明あり)
10日目(木曜日)2箱安着
15日目(月曜日)クレジットカードの支払手続を実施
定期検査の重要性
コンタクトの購入に際して、薬事法が眼科による検診が不可欠な処方詮を義務付けているのは、
眼科業界の利益保護のためだけではありません。
目というかけがえの無い器官には小さなトラブルの基も事前に摘み取る万全の体制が必要だからです。
慣れてくると気にもしなくなりますが、初めて目の中にレンズを入れた時の"怖さ"と"違和感"こそが、
本能の教えてくれている危険度です。
コンタクトを安く購入する一方で、
最低限の周期でのの眼科受診は自己リスク軽減のために不可欠であることを肝に銘じるようにしましょう!
なお、その検査の際には、「コンタクトレンズの定期健診です」などと言ってしまっては、
健康保険が効かない高価な自由診療扱いをする眼科が一部にあるそうです。
「充血」もしくは「違和感」を理由に検査を受けるのが無用のトラブルも予防できるのでオススメです。