商品比較と口コミ |
バンドエイドが化膿の原因!?
時代とともに移り変わる「常識」は多々あるのですが、
家庭内でのケガの応急処置まで変わるとは驚きました。
切り傷、擦り傷などの日常での小さなケガを治すためには、
清潔に洗った後に、「まず乾燥させること!」、
それからバンドエイドや包帯で傷口を覆うようなカバーをあて、
通気性を確保できるように頻繁に交換してする。
という対処が、これまでの常識でした。
昔の常識は、現代の非常識!?
しかし、傷口を乾燥させることは現代では非常識になりつつあるのです。
「フィルムなどで患部を密閉し酸素を与えずに湿潤状態を保つ方が回復は早まる」
という考え方が、今の医療の常識だそうで、
小さな切り傷、擦り傷は、乾燥させない、空気に触れさせない、カバーは交換しない、
「湿潤療法」と呼ばれています。
実は、過去の常識である「傷口を乾燥させること」は治癒を遅らせる原因とだったそうなのです。
現にケガの治療を皮膚科の病院で受ける場合には、
適度な湿気と密封を確保された「湿潤環境」を保てるように、
大きなパッドを貼り付けられます。
ケガの面積が大きい場合でも「大きな湿布」状のジェルシートで傷口を覆うことで、
空気にも触れず乾燥が防がれるのだそうです。
このパッドは、ハイドロコロイド素材を使用したシートで大きいものは医療用として販売されてきましたが、
家庭用としては販売されていませんでした。
<参考> コンバテック社「デュオアクティブ」シリーズ
http://www.convatec.co.jp/products/wound/list.html
この、「ハイドロコロイド素材の一般家庭向け"バンドエイド"」が
2004年にジョンソン・エンド・ジョンソン社から市販された
「キズパワーパッド」
です。
ふつう(6枚) | 大きめ(6枚) |
628 円 | 628 円 |
一時期はテレビCMも多かったために品切れになるほどの人気となりました。
2008年の今ではブームを落ち着き、薬局だけでなくスーパーやディスカウントストアでも購入できるようになりました。
サイズ違いで、「ふつう」「大きめ」「指用」がありますが、
お勧めは「大きめ」です。
西友:750円(税別)
ディスカウント:680円(税別)
実際の使用感としては、なるほど、朗かに傷の治りが早い!
密閉されて水も入らないので、水仕事や風呂が"ほぼ"通常どおりこなせる。
化膿しないので、傷跡が目立たない。
6枚入で一枚100円以上もするのが気掛かりでしたが、
一度使用すると納得できました。
何度も取替が必要な通常の絆創膏とは違って、
パワーエイドは2~3日間の貼りっ放しを推奨されるため、変えないことに意義があるのです。
(取扱説明書には交換のタイミングは3日程度と記載)
貼り付けて少したつと説明書のとおり、
傷口を中心として白く膨れ上がります。
この状態が貼り付けている間中、継続するわけです。
免疫細胞達が頑張ってくれている様子が実感できるようで、期待感が高まります。
多少の収縮性はある上に完全に防水使用なので、
水濡れも気にすることなく、日常生活が送れます。
そのまま過ごす事、約3日間(剥がれた場合には要貼替)です。
乾燥させた時にできるカサブタもできなければ、嫌なカユミを感じることもありません。
剥がすと傷口は塞がり、ほぼ治っている様子が見えるはずです。初めての時には感動的ですらあります。
1日付けるとパッドの周囲が小さく剥がれて汚れると見た目は良くない状態になります。
場所にもよりますが1~2日間で汚れてしまいますが、我慢して傷口の治癒力を応援する必要があるわけです。
貼り直しの粘着力は低いので、位置がズレないように慎重を期す必要があります。
ると慣れないうちは隙間ができて、コロイドが漏れ出し、
キズパワーパッドの難点
難点は、それでも価格が高いと感じること。要するにケガしないように気をつけるのが一番ですが、
備えは必要です。
「ウッカリ」の場合でも、家庭で、綺麗に、早く、快適に、治せる絆創膏は非常に重宝なスグレモノです。
ただし、何でも治せるわけではないので、
深い傷や広い傷などの場合には自己判断で病院での治療を選択することが賢明でしょう。