商品比較と口コミ・レビュー |
"データ"="思い出"を失くさないために
デジタルカメラやデジタルビデオで撮影したことで、
大切な思い出を残せたと安心するのは、まだ早い!
写真やビデオは撮影直後にみんなで楽しんだ後に、
数年後に"記念もしくは思い出"として、再生できるからこそ記録なのです。
しかし、データの記録保管にはイロイロな段階でリスクが付き纏います。
旧くは銀鉛写真の時代には、フィルムが紛失、またはカビが生えてしまうことで
焼き増しが不可能になることも多かったのですが、
デジタル時代はコンパクトに全く色褪せることなく、鮮やかな色彩を保管できるのです。
なお、プリントアウトして紙に焼いた写真は、
銀鉛写真の時代もデジタルの時代も、時間と共に色褪せるのは変わりません
家庭用のインクジェットプリンタの高性能化で、素晴らしく綺麗なプリントが可能になりましたが、
プリントしてしまうと経年劣化で色彩が劣化するのは、物理現象として仕方の無いことなのです。
プリンタメーカーや写真店は、100年プリントなどと長期保管でも問題無いことを宣伝していますが、
これらの前提条件は高い純正印画紙に、高い純正インクを使用してプリントした写真を、
フィルム保護されるアルバムで保管することとなっています。
互換インクが全盛の昨今に、また安くて良質の印画紙も多数発売されているのに、
さらには、アルバム保管など、ちょっと現実離れした前提条件と言わざるを得ません。
長期保管や焼き増しは「データ配布」が最善で、
「印画紙プリント」は数年間の装飾用(数年後に再プリント!)と割り切るのが現実的でしょう。
データが無くなるリスク
では、折角撮影したデータはどのようにして失われるのか、
またどうすればデータが安全に長期保管ができるのかを考えてみました。
カメラ上のデータ消失リスク
カメラにHDDが内臓されている場合には、リスクは最大化しているとも考えられます。 もしも壊れた場合には他のメディアのようにレスキューソフトでデータを取り出すことは至難であり、 メーカー修理でもどのメーカーもデータ復旧は保証対象外となっているからです。 大切な写真、動画のデータを持ち歩いて、消失の危険に晒しているリスクを認識して、 定期的なPCへの保管を習慣付けましょう。 もちろんメモリ保管のデジカメはリスクは小さいものの、リスク・ゼロでは無いことを考えると同様です。
HDDのデータ消失リスク
カメラに内臓されたハードディスク(HDD)ほどに危険ではないとはいえ、 パソコンのHDDにコピーしたデータも、突然のディスククラッシュによって消失する可能性は十分にあります。 パソコン内で高温にさらされ、頻繁なアクセスを繰り返されるHDDは、 いつでも"クラッシュ"、つまりはHDDの破損の危険をはらんでいるのです。
メモリーメディアのデータ消失リスク
SDカードやメモリースティックのようなシリコンメモリーと呼ばれる記憶媒体は、 機械的に壊れることは珍しいのでHDDに比べれば信頼性は高いと言えます。 しかし、容量あたりの価格は、DVDやHDDより遥かに高いために、 保管用には向きません。 ましてや、シリコンディスクも繰り返しの使用によって、 外見上は全く判別できない素子レベルでの劣化は進行するため、 数年間が経過したSDカードやメモリスティックは、データ消失の危険を伴います。
CD、DVD、BDディスクのデータ消失リスク
これまで、最も多く出回ってきたバックアップのメディアとしては、
CD-R(0.47Gバイト)、DVD-R(4.7Gバイト)をはじめとした書き込み可能なディスクです。
これらに加えて、大容量化(25Gバイト)されたブルーレイ Blu-Ray-Rが登場したものの、
高画質化した画像や動画の大量のデータを記録するには、何枚ものディスクが必要です。
しかも、それぞれのディスクも記録後にデータを正確に再現できる寿命が5~10年間であることは
あまり知られていません。
CD-RもDVD-Rも書き込み後に約5年を経過すると、
保護面が剥離したり、記録物質の変性で、データが読み取れなくなる可能性が飛躍的に増大するのです。
国産の一流メーカー品のディスクでさえこの程度なので、
海外生産の格安品を使用した場合には、たった1年以内に駄目になる可能性もあります。
そのため、3,4年おきに新しいディスクを焼き直す必要があるのです。
1枚のバックアップメディアを焼くのにも、整理が必要なために、
小まめな作業が必要なのに、直ぐに数十枚にもなるDVDをさらにバックアップで焼くなど現実的とは言えません。
保険としての外付けHDD
最も現実的なデータ保管先は『外付けのハードディスク』です。
SCSIやIDEといった特殊な端子を必要とする製品もありますが、今やUSB端子の時代です。
USB端子接続の外付けハードディスクなら、
価格も500Gバイトで8000~1万円、1Tバイト(テラバイト=1000Gバイト)の大容量品でも15000円前後と
非常に安く購入できます。コレぐらいの費用は「保険」として必須と割り切ることが重要です。
このUSB接続のハードディスクは、接続や設定も「端子を差込だけ」が殆どで、非常に簡単です。
速度の速いUSB 2規格であることを確認しましょう。
最近のPCは殆どがUSB2の規格ですが、古いPCの場合でもUSB2を選らびたいところですが、
予算ネットワークUSB
PCに内臓されているHDDよりも使用頻度は低い分、故障の確立も低く、
容量も大きいので、写真、動画データのバックアップだけでなく、
PCのデータも同時にバックアップを取っておくのが賢明と言えます。
1Gバイトあたりの単価だけを比べるとDVD-Rが約10円前後に比べ、
HDDは約20円前後となるでしょう。
しかし、焼付け作業の時間と手間のコストは看過できず、
さらには500Gバイト=100枚超のディスク保管スペースを考えるとHDDの圧勝でしょう。
まだまだHDDの容量は増大し、価格は下がるでしょうから、
数年後には丸ごとコピーしてHDDを引っ越せばよいのです。
2009年 4/10現在 |
BUFFALO バッファロー |
I・O DATA アイオーデータ |
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HD-CN1.0TU2 | HDCN-U1.0L | HDCS-U1.0 | ||
楽天 | 価格 | 9,292円 | 9,303円 | 9,303円 |
送料 | 0円 | 525円 | 525円 | |
ポイント | -440pt | -93pt | -94pt | |
実質価格 | 8,852円 | 9,735円 | 9,860円 | |
販売店 | PC EXPRESS | ムラウチ | ムラウチ | |
ムラウチ 本 店 |
価格 | 9,580円 | 9,280円 | 9,280円 |
送料 | 398円 | 399円 | 399円 | |
実質価格 | 9,978円 | 9,679円 | 9,679円 |
外付けHDDの運用方法
データ保管に際して、安全性を上げるための方策は、
それだけで論文が執筆されるほどに研究されています。
私達一般人にも簡単に実践できるのは、データの2重化です。
専門的には「ミラーリング」と呼ばれますが、要するに同じデータを定期的にバックアップすることで、
どちらか一つが壊れても片方は残っているため、2つが同時に壊れない限りは復旧が容易であるとする対策です。
パソコンと外付けHDDが同時に壊れるなどという事象は、日常生活ではありえないことだからです。
つまり通常の運用としては、カメラまたはビデオのデータはパソコンへ保管。
定期的に「パソコンのハードディスク(ユーザ領域=マイ ドキュメント)」を
「外付けのハードディスク」へ全てコピーすることで万全の対策と言えます。
外付けのハードディスク1台 1万円弱の出費で、500バイトのデータ格納庫が確保できるのですから、
パソコンデータ、写真データ、動画データの外付けHDDバックアップ策は、安くて手軽で万全と言えます。
転ばぬ先の杖に、「外付けHDD」です。